ブルーキャピタル社が函南町と協議したと主張し、林地開発申請時に静岡県に提出した「河川協議簿」は、事業者が勝手に作成したものであることが明らかとなりました。
函南町はこのことをはっきりと文書で回答。
仁科町長もこれが事実であることを証言しました。
事業者は、ただの窓口相談を「協議」と報告
住民からの質問
別紙、林地開発申請に添付された協議結果について記載されていることが事実であるか間違いないかどうか確認したい。
函南町(建設課長)の回答
協鏃簿の内容は、土地利用事前協議申請に添付する書面についての打合せであり、審議は、土地利用事前協議申請の中で行われるものである。
申請を行っ上で必要な添付書類等を窓口相談として受けているに過ぎないものである。
建設課としては、一般的な窓口対応であり、特段の議事録や決裁を取るようなものではなかったと認識している。別添、協議簿についても事業者が作成したもので、建設課には提出されていないもので、その協議簿の内容について確認してはいない。
平成30年12月3日及び、平成30年12月10日の協議簿でも詳細等については、土地利用申請時や道路工事承認申請時に協議してもらいたい旨を町が伝えていることでもわかる。
担当者等も協議簿のような相談を受けた記憶はあるが、何かを審議して了承するものではなく、事前協議に添付する図面のルー トの相談を受け、申請者側より、このルートしかないとのことであったので、理由書を付けて、事前協蟻の添付書類として良いとの回答したのではとの記憶がある程度である。
排水計画を了承などしていない
住民からの質問
協議簿に出てくる上司とは、「建設課長」である。
林地開発許可申請書の事業計画のうち排水計画で函南町建設課及び軽井沢区と了承済みと記載があるがこれは、事実であるか。
函南町(建設課長)の回答
上記内容については、静岡県経済産業部森林・林業局森林保全課に確認したところ林地開発許可申請書にそのような文言はないとの回答を得ている。あくまで、建設課としては、土地利用事前協議申請の前段階の窓口相談対応を行っただけであり、その土地利用事前協議申請についても町は不同意としている。
函南町長もこの事実を認めています
軽井沢メガソーラー建設に関し、事業者側は、函南町と普通河川(赤沢川・丹那沢)に雨水の放流について協議している旨、主張しています。
函南町建設課の西川建設課長名で、以前、文書で事業者とは河川の協議はして いない旨の回答をいただいています。この件について、仁科町長名で改めて文書 回答をいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
函南町長の回答
令和元年12月11日付け函建号外にて、建設課長名で回答した内容についてはそのとおりである。
ブルーキャピタル社は説明できず
ブルーキャピタル社の歌代氏は住民説明会の中でこの件に触れ「協議なくしては許可には至っていない」と発言し「確認して報告します」と約束しました。しかし、その後、何の連絡もありません。
自ら語っているとおり「協議なくしては許可には至っていない」とは正にそのとおりであり、裏を返せば許可を取るために協議したことにしたわけです。
書き間違いだと主張する住民説明会の虚偽報告。
トーエネックが謝罪した土地の無断記載。合意書の不適切な無断使用などなど、計画を進めるための強引な手法がまたひとつ明らかになりました。