熱海市は本当に「対岸の火事」でいいのか?

ひとたび火災が起これば消火が困難なメガソーラー
熱海市は環境アセス対象外で本当にいいのだろうか?


2月21日に発生した栃木県足利市の山火事は、24日現在も消火活動中。

ただでさえ消火活動が大変な山火事だが、そこにメガソーラーがあれば更に困難となる。
感電リスクや熱分解による有毒ガス(フッ化水素など)が発生するため特殊な消防活動が必要となるためだ。

関連記事
今、メガソーラーで何が起こっているのか?

熱海市は環境アセス対象外

函南町のメガソーラー計画では、環境アセスが進む中、熱海市は景観上関係ないということでアセスの範囲3km以内なのにもかかわらず業者の確認に対し調査を求めなかった事が説明会でわかった。

10万枚ものパネルを設置する60ヘクタールもの太陽光発電設備でもし火災が発生したら、数百メートルしか離れていない熱海市。ゴルフ場や公園・団地住宅も隣接してるのに・・・。

昨日も丹那で竹林火災が発生したが、森林の中では消火栓もなく、200メートル以上も離れた河川や消火栓からホースを繋いでようやく鎮火した。
丹那軽井沢の山頂でもし太陽光パネル火災が発生したら通常の消防車などでは消火は不可能。
西風に煽られ、山をまたぎ熱海市に飛び火する危険性があるのは明らか。

「熱海の大火」で焼け野原になった過去の教訓を、今こそ思い返すときではないだろうか。

朝日新聞(昭和25年4月14日版)