細野豪志「そろそろ行政プロセスの勝負」

県がきちんと見解を出してくれれば、農水省林野庁や資源エネルギー庁への働きかけの準備はできている。

(FMみしま・かんなみボイスキュー「宝島大作戦!」2021年5月28日放送より)

細野
それでさっきの話に戻るんですけども、さっき近藤さんがご説明いただいたとおり、もう林地開発許可が出ちゃってるんですよね。これはちょっと異例で普通はアセス(環境評価)をやって、アセスが終わってから林地開発許可が下りるんですけども、元々のルールとか計画に齟齬があったりして先に林地開発許可が出ちゃってる。
それでアセスでその林地開発許可時のプロセスがおかしいんじゃないかとかですね、十分なアセスが出来ていないんじゃないかということで今いろんな意見が出ているんですね。
それでおそらく・・・。難波さんとはこの話を何度もしているので予測できるんですけども、林地開発許可は簡単にはひっくり返せないと言ったでしょう?

近藤
ええ。

細野
その上で、伊東市の方でメガソーラーの計画があってですね、それが止まったんですね。そのやり方が河川の開発許可をしないと。河川をしっかりなんらかの加工を加えないとできないということだとすると、それを止めるというのをおそらく県として考え出しているんだと思うんですよ。
私はもう難波さんとは何度も部屋で1時間ぐらいやり取りをしたので彼が考えていることはおおよそ分かるんですけども。
それで、私が聞きたいのは感触はどうでしたか?やりそうでしたか?

近藤
河川の方ですか?

細野
いや、副知事として、まぁ、副知事がキーパーソンであることは間違いないから。
ようするにもう、なかなか(函南町の)条例適用というのが今のところ函南町の見解では難しいので、静岡県がやるしかないんですよね。それで副知事の感触はどうだったかなと思って。

近藤
ストレートに言いますと、副知事さんは伊東市の判例のことを出してきまして、函南町もできることはあるよねっていう中で、どちらにしても危険性を積み上げて町の住民の反対意見を積み上げていく、その先に道が見えてくるんだということを強く仰ってましたね。
それから、町にしろ県にしろ、働き掛けるにはもっと地元の声をという気持ちが伝わってきました。

細野
う〜ん、でももう地元の声は十分、アセス意見書で上げていただいているので、私はもうそろそろ行政プロセスの勝負になってきていると思ってまして、こうなると政治家の出番なんですね。
ですから、私はもう明確に自分の意見は表明しているし、県にも国にも言っているので。
県がある程度きちっと見解を出してくれれば、それを持って林地開発許可を担当している農水省林野庁であるとか、あとは資源エネルギー庁ですね、再生可能エネルギーという意味では、そこに働きがけをするもう準備だけははできているので、県がしっかり見解を出してくれるのを今、待ってる状況なんですよね。

細野豪志議員からのメッセージ

近藤
そうですね、もうじきに県知事さんの意見が出ますので、それで来月には第三回めのアセス審査会もありますので、また私、傍聴に行って注目して聞こうと思っています。

細野
アセスの審査会ね。
それで、アセスの審査会では計画は止まらないんですよ。だから森林審議会という林地開発許可に関する審議会があるので、そこに持って行ければ展望が見えてくると思うんですよね。

丹那の自然と生命を守る会

細野豪志氏からのメッセージ2