柿沢川治水組合「町と議会へ陳情、請願」

伊豆の国市、函南町を流れる柿田川流域の5区長らでつくる、柿沢川治水組合(鈴木平一郎組合長)は29日、同町と町議会に対し、都内の事業者が同町軽井沢地区で計画を進める大規模太陽光発電施設(メガソーラー)に関する「陳情書」と「請願書」を、ぞれぞれ提出した。

伊豆日日新聞(2019年7月30日版)

仁科町長「区長会と同一歩調で」
中野議長「9月議会で慎重審議」

仁科喜世志町長宛ての陳情書は「町で不同意の姿勢を貫くとともに、住民の安心安全を確保するために、しっかりとした対応」を求めている。受け取った仁科町長は「治水域の皆さんからの陳情で、重さを実感している。すでに示している不同意の姿勢を貫き、議会、区長会と一緒に歩調をそろえて進めていきたい」と話した。

議会への請願書では「議会で、事業について不同意とする決議」を求めている。
受け取った中野議長は「住民の安心安全が第一と考える。9月議会で委員会に付託し、慎重審議したい。函南町全体として流れになっていけば良い」と答えた。

静岡新聞(2019年7月30日版)