連載(3)町の事前協議の結果は「不同意」

このブルーキャピタルですが、電気設備を作るまでがブルーキャピタル。そして、売電はトーエネックということでこの2つの会社で契約が交わされています。ですからブルーキャピタルは施設だけを作って後は手を引いてしまうということが決まっているということです。

メガソーラーに開発にはいろいろな許可や認可が必要となります。
函南町のメガソーラーのポイントはふたつあります。

ひとつは函南町の土地利用指導要綱です。
これは中が「事前協議」と「本申請」のふたつの部分に分かれています。
今回はこの事前協議の段階で町とブルーキャピタルが話を行っています。

もうひとつは県とのやり取りです。
こちらは森林法による林地開発というものです。

どちらも行政側は結果を事業主に伝えなければなりません。
本申請は「承認」か「不承認」です。林地開発は「許可」か「不許可」です。
この「土地利用指導要綱」と「森林法による林地開発」という言葉を頭に入れておいてください。

それでこの1年の動きですが、静岡県の林地開発と函南町の土地利用との関係ですが、昨年10月31日に事業者は林地開発の申請を出しました。そしてその出された申請は3月13日に県の森林審議会というところで審議が行われました。

ここでOKかどうかということを結論づけますが、ただここの結論がそのまま林地開発の許可に繋がるわけではなく、県はこの審議会の結論を持って更に検討を重ねて最終的な許可か不許可を出しますが、その許可が出たのが7月8日です。
林地開発の方はもう県の許可が下りました。

それに対して、町の指導要綱の方です。
こちらは12月25日に土地利用の事前協議の書類を函南町は受理しました。
5月24日にこの事前協議の結果として「不同意」という結論が出ました。
ただ、これは会議での結論であって函南町としての正式な結論はこの後の5月27日の「企画会議」という函南町の最高決定会議の中で事前協議会の結果を受けて「不同意」としました。

それでこの函南町の事前協議の流れですが、これは私が情報公開請求で議事録を全て集めました。
そうすると議事録は12月28日から5月24日の6回目の「土地利用対策部会」という会議で「不同意」という結論を出しています。

この会議の手前で5月21日には「土地利用調査委員会」という委員会が開催されました。
これは外部の識者を交えて、町が参考意見として求める会議です。こちらでも「不同意」という結論が出ています。
この結論を受けて6回目の対策部会で「不同意」という結論を出しました。
そしてこれを受けて「企画会議」で「不同意」を決定して、町は正式な結論に至ったという流れになっています。

結局第1回目の対策部会からこれだけの長い時間を経て不同意に至ったということなんですが、議事録をみて感じたのは、「やはり地元軽井沢が不同意だから不同意だろう」という感じの流れが非常に強かった。これは軽井沢区としては非常にありがたかったですね。

軽井沢として賛成か反対かはっきりと答えが出ていないのに町として同意するのはいかがなものかというのが土地利用の「調査委員会」でも「対策部会」の中でも話し合われていました。そして結果的には「不同意」という結論が出されました。

したがって今現在は、県の方は林地開発の方は許可になりましたが、町の方はこの「事前協議」が不同意ということです。
ですから当然この事前協議の次のステップである本申請に進むことができないという状態です。

これがこれまで1年間の大きな動きです。

(つづく)

(1)集落の水路を排水路として使う危険な計画
(2)常套句は「地元の同意は必要ありません」
(3)町の事前協議の結果は「不同意」

NEXT→ (4)「条例適用は難しい」なぜ?

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