吉原「町の判断が正しいかどうかを監査するのも町会議員の役割ではないですか?」
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町会議員(以下「議」)「私は町の判断を間違っていると思っていませんので、私も適用できないと判断しています」
吉原(以下「吉」)「その判断理由は何ですか?」
議「だから適用できないということですよ」
吉「先ほど、あなたは法律については詳しくないとおっしゃいました」
議「はい、ですから私の判断を大事にしているということですよ」
吉「法律に詳しくないのに判断をしていると?」
議「ええ、条例の条文から判断しています」
吉「条例の条文を読むと法的に適用できないと判断しているということですね?」
議「はい、そうです」
情報を得ようとしない町会議員
吉「町は条例の適用はできると言っているんですよ」
議「それは聞いておりません、私は。条例が適用できるなんて一回も聞いたことありません」
吉「私たちは何度も聞いています、ただし・・・」
議「聞いている、聞いていないの話では議論にならないので。平行線ですよねこれはいつまで経っても」
吉「並行線にはなっていないですよ、あなたがちゃんと反論できていないだけであって、決して平行線ではありません」
議「反論できてないですか・・・」
吉「町は条例はできると言っています。ただし・・・」
議「私は一回も聞いたことがありません。適用できなということは聞いてますよ。そこでもう私と吉原さんで解釈が違ってますよね」
吉「解釈の話ではありません。事実が何かを言っているんです」
議「私は適用できるということを直接聞いたことは一回もない。できないということは何回も聞いています」
吉「直接は聞いていなくともダイヤランドNEWSに『適用はできます。しかし事業者から訴えられる可能性があるから適用しませんと町は判断した』という動画を載せています。ご覧になりましたか?」
議「観てないです」
吉「町は条例は適用できると言っているんです。その記録も残しています。そういった情報を得た上で判断したのならまだわかりますが、その情報を知らないという・・・」
議「知らないですね。いま初めて聞きました」
吉「なぜそれを知ろうとしないんですか?ちゃんと理解した上で判断すべきだと思います」
議「いや、あの」
吉「もしその情報を得ようとする努力をしていないのだったら、それは努力不足なのではないでしょうか」
議「いや、わかりました」
吉「考え直していただきたいと思います」
議「努力してみます」
吉「お願いします。いつでも説明いたします」
議「はい、わかりました。ありがとうございました」
こうして電話は切れました。
さて、ここをご覧の皆さんはどう感じただろうか?
この町会議員を責めることは簡単だろう。
「不甲斐ない」「情けない」と愚痴ることも簡単だ。
しかし、それだけでは問題は解決しない。
ならば、たとえ意見が合わないところがあったとしても、こういった町会議員と共に行動をすべきなのだろうか。
あるいは、もっと議員や町長に頭を下げてお願いするのが正解なのか?
何が正しいのか、それを判断するのはこれをお読みのあなたです。
そして、行動してください。