誰のための予算なのか?
函南町は本年9月の町議会で、環境アセスに関して「専門的な立場から助言してもらえるコンサルタントなどの体制を構築するため」の予算として226万円を計上しました。
しかし、その予算の算出根拠などを調査すると整合性の取れない疑惑がありました。
8月、環境衛生課で環境アセスの予算化を起案。
この予算化は、県や他の市町には相談せずに函南町独自に判断した。(棚井厚生部長の発言)
↓
9月の議会で「環境アセスに対応するため専門家に委託する必要がある」と仁科町長が答弁。
↓
12月議会の直前、議員から環境アセスに関する質問を受けることを知った町は、ここで初めて県下の市町に相談した。(江田課長の発言)
↓
12月議会で、9月議会で環境アセスの予算を計上した理由は「県下の市町に相談した結果」と前川建設経済部長が答弁。
疑問点
・棚井厚生部長と前川建設経済部長の話は矛盾している。
・なぜ9月の予算化の理由を11月に相談するのか?
・なぜ226万円なのか?
そもそも町の意見書とは、町長の見識を尋ねるだけのもの
環境アセスメントを担当している県の生活環境課の話では、ブルー社が環境アセスを始めたら方法書が県や市町に提出され、住民の誰もが見ることが出来き、住民の意見も文書で受け付けてもらえるとのことです。
町も方法書を見て、町長から県に意見書を提出することになります。
その方法書の内容は、確かに専門的なところはありますが、市町の長に求めている意見は、専門的なものではなくて、町長として、町の環境をどう考え、どうしたいのか、その見識を尋ねているので、そこは、専門業者に依頼するところではないのかな、、、?。
そんな感じでした。
県の担当部署の方々にお尋ねすると、函南町の方からは全く相談は頂いていません。
困ったことがあれば、県はサポートさせて頂くのですが、何分、相談も無いのに、こちらから聞く訳にもいきませんから、、、。
函南町は、なぜ、県に相談されないのでしょう? 唯我独尊していては、町民の税金が無駄に使われることになると思いますが、皆さま方は、いかが思われますか?