川勝知事は定例記者会見で函南メガソーラーに関する質問を受け、「私は到底賛成できない」と回答しました。
記者
函南町のメガソーラーの件なんですが、町の方は林地開発許可に至る河川協議。これを町の方としては終わっていないというか、そもそもしていないという認識でして、県の方でも先月6月の委員会の方で事業者が行った河川調査の範囲だとか、県との協議が不十分だったということを認めています。
町民の多くは、この林地開発許可の取り消しを望んでいるんですが、取り消しという可能性はまずあるんでしょうか。
川勝知事
これは法律にのっとってですね。この要件を満たしていれば、許可をせざるを得ないという非常に苦しいところがあります。林地を開発する方向でつくられた法令ですからね。ですから、止める方向じゃないんですね。
ですから、いろいろな付帯条件を附帯意見を付して、ちゃんと地域の方々との対話を通じて理解を得てくださいというようなことは申し上げているわけですね。
しかし、ありていに言えばですね。函南におけるメガソーラーに私は到底賛成できないと、これが基本的な立場です。
しかし、法律に違反することはできないので、県の方としてもそれをですね。非常に苦しい中で許可をしたと。
今の河川に関してもですね。それなりの手続きを踏んでいて、この函南町側と県の担当者との間で、若干の齟齬があるようですが。
ともあれ今回ですね、県議会が動いていただいて、何とかこの林地開発についてですね、あまり勝手なことができないようにしていく方向に踏み出していただければですね。まぁこういう言い方をするのおかしいですけれども、踏み出すことができれば、すごくいいなと伊豆のためにもいいなというふうに思っております。
このメガソーラーの問題は、ただ函南だけじゃなくて、その前に伊東でもございました。そして、さらに下田でもあるわけですね。私はこれを苦々しく思っております。
記者
先ほど知事、地元への説明を丁寧にするようにたとか、林地開発許可を出すときに項目として定めていたと思いますが、函南町としては姿勢が一向に見えないということを昨日、町長がおっしゃったんですが、その点はいかがでしょうか。
川勝知事
これは私も担当者から説明を、この間ずっと受けてきました。
何とかですね、この業者。必ずしもですね、すばらしい会社だというふうな感じではないわけですね。
ですから、何とかこの林地開発にかかわるチェックをですね、できないものかということで、県の担当職員と一緒に知恵を絞ってきて、今に至っているわけです。
ただ、ひょっとしたらその辺でですね、解釈にそごがあるかもしれないということを、私も聞いておりますので。
今後ですね、その辺多くの方々に見ていただいてどうするのがいいかと。
それから、またどんな会社であるのかということもですね、しっかり見ていく必要もあるだろうとというふうに思いますね。
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