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川勝知事「本当に瑕疵があったのか、おのずと明らかになるだろう」

2022年10月11日、静岡県知事定例記者会見の中で、既にあきらかとなっている河川協議の瑕疵について記者から質問され、川勝知事は「おのずと明らかになるだろう」と認識不足を露呈する回答をしました。

記者

県議会で集中審議があった函南町軽井沢地区のメガソーラー開発についてなんですが、県が林地開発許可を2019年に出しております。その後、町との河川協議は町の方は河川協議は整っていないです。県土木との河川協議も後に整ってなかったことがわかるんです。

で、この河川協議、河川の一番狭い部分を定めて、防災上の必要な調整池の設計をするという、防災上、非常に大事なポイントだと思われます。

許可の前提が崩れた状況ではありますが、委員からはこの開発許可の取り消しなどを求める声があります。

ただ一方で、取り消しによって訴訟のリスクも生じると思われます。事業者にとっては不利益処分になるため。
では、地元住民の命を守る防災上の方法、何か手立てがあるのでしょうか?

川勝知事

これは深刻な問題ですね。
森林法というのが森林を開発するようにできている法律だからですね。
我々はそれに則って許可をする、あるいは付帯意見を付けるということをしてきました。

また、計画を事業者が変えたりしたということがあったりしてですね。
これはその都度、その都度、担当者が丁寧に対応してきました。
今、県の方で委員会を立ち上げていただいて、検証していただいていると。

これまでの経緯をですね。県がこう言った、町がこういったという形でのやりとりは、もう恐らく本当に皆さんうんざりされていると思いますのでね、第三者の観点からてみていただくのがいいと。

基本的には私は反対なわけですね。ああいうメガソーラーを作るのが。
それでまた事業者もいらっしゃいますのでね、事業者の方もやはりそのお立場でできることがあるのではないかというふうに思っておりまして、そちらにも間接的な形ではありますけれども、関係者に働きかけております。

何とかこれがですね、地元の不安を解消する形で、この問題が解決されるようにということで。そのためにも今おっしゃったような、過程を、経過を正確にして本当に瑕疵があったのか県に。あるいは町がおっしゃっているとおりなのか。その辺はおのずと明らかになるだろうということで。

そうすると皆様方もわかりいただいて、解決に向けて一緒に協力できるんじゃないかと期待しています。

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