大村慎一氏は川勝知事の副知事だったから心配だという方へ。
二人の関係を正しく知ってください。
大村氏は川勝氏が知事になる前、2009年4月に、総務省から出向し静岡県総務部長に就任します。
同年7月に川勝氏は知事に就任し、既に県の重職に居た大村氏を副知事に置きます。
川勝氏は退職金ゼロを公約に知事に当選していますが、大村氏のアドバイスにより就任早々に退職金を受け取らない条例を制定し、実際に一期目の退職金は受け取っていません。
また、県議会議員にも評判はよく、議員たちは「大村さんが知事になってくれたらなぁ」という噂をするほどでした。
参考記事
→ 「大村さんが知事になってくれたらなぁ」良知淳行県議の証言
その噂が知事の耳に入り、2011年12月31日という通常では考えられない非常識な日に大村氏は川勝知事から解任されます。
この時、県庁は来年度当初予算編成の大詰めを迎える大事な時期でした。
しかし、川勝知事は翌年2月議会で「ほぼ来年度の予算の大綱も決定いたしまして」と不自然な答弁をしています。
その後の川勝知事の言動などを考え合わせると、予算編成で邪魔になり追い出したと考える方が自然です。
その後、二期目以降の川勝氏は、はっきり意見する部下を嫌い国からの職員は敬遠するようになり、やるべきことのできない、言い訳ばかりが上手な川勝県政に堕落していきました。
退職金返上の条例を制定するようアドバイスをするような嫌な副知事はいなくなりました。
二期目からはしっかり受け取っています。
こうして、後に“西高東低”と呼ばれる差別的な予算付けが始まりました。