事業者の説明は不十分、地域住民の同意は得られていない。
治水上の問題は机上の計算だけでは済まされない。
2019年7月12日、函南町役場で開催された区長会の冒頭で、仁科町長は町の姿勢として軽井沢メガソーラーの開発に不同意を貫くことを強調しました。
(以下は、仁科町長の挨拶より)
「私どもの町では事業者のやってきたことが町の地域の説明、あるいは隣接の説明、同流下流域そういうものを再三再四、お願いをしていても、なかなかはっきり答えを得れないような説明状況でした。
そういうことを加味しながら、住民の安全・安心の面から不安を払拭しているという姿が見えてきませんので、私どもは不同意という姿勢を貫きます。
それはなぜかというと、さきほど申し上げたこともあります。
それから治水上の流末につての柿沢川に流れ込むわけですけども、柿沢川の流域の沿線については町内の中でもまだまだ畑毛とか新田とか常に水害と悩まされている状況があります。
伊豆の国市の方でも奈古谷地区とか長崎地区も水害に悩まされています。
そういうところへ流れ込む時に、書類で机上の数字を判断せざるを得ないと思いますけども、今のこの昨今の雨の降り方は、まぁ、林地開発の場合は30年に1度の雨の計算で全ての調整池とか流域とかを計算して、県も拡大解釈して50年に1回の計算に加味してくれてますけども、50年に1回と言ってもですね、想定外という言葉はざらに出てくる雨の降り方です。
そういうことを考えますと、不安がある以上は、多くの町内会においてもなかなか同意の話とか説明を理解されているという風に、私はまだ解釈しておりませんので、町の姿勢と発信については貫きますので、皆さま方にもお力添えとかお願いします。」