函南町のTNR活動


以下は、函南町議会(令和元年6月定例会)で馬籠正明議員が一般質問した「TNR活動について」の抜粋です。

馬籠正明議員
 野良猫の増殖を防止するためにTNR活動が行われていますが、函南町の取り組みについて伺います。

厚生部長(棚井郁夫)
 馬籠議員のご質問の、TNR活動についてお答えいたします。
 TNR活動とは、保護するという意味のTrapと不妊去勢手術という意味のNeuter、保護した場所に戻すという意味のReturnの頭文字の略称で、飼い主のいない猫の無用な繁殖を抑えて、自然淘汰で数を減らしていくことを目的とした活動でございます。
 国は、平成24年度に動物の愛護及び管理に関する法律を改正し、また、平成25年度には動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針を改正をいたしました。この改正により、動物の健康と安全の保持、終生飼養といった飼い主の責務の徹底や動物取扱業者による適正な取り扱いの徹底に向けた規制が強化されたところでございます。
 静岡県では、これらの法律及び指針の改正に伴い、平成25年度に新たに静岡県動物愛護管理推進計画・2014として策定をしております。この計画の具体的な施策の中に、猫への対応といたしましてTNR活動の推進支援があり、県ではボランティアや地域住民、市町等と協働してTNR活動を推進していくこととなっているため、当町では、平成25年10月より動物愛護の観点から、飼い主のいない猫の増加を防止するため、動物病院に不妊去勢手術に係る業務を委託するTNR活動を推進してございます。平成30年度の不妊去勢手術に係る業務委託の実績でございますが、雄6匹、雌25匹の計31匹となってございます。また、これらの活動に伴います手術の申請や捕獲から病院への搬送、術後の面倒などにつきましては、町内のボランティアの皆様にご協力をいただいているところでございます。
 以上でございます。

馬籠正明議員
 6月7日の新聞に、「猫ダンスで函南盛り上げ」という見出しでカラーで出ました。こちらは猫を題材に、猫踊りでしたか、函南町毎年やっていますけれども、これらを町の公認プライベートビデオというんですか、PVというのは。太陽光パネルもPVというんですけれども。プライベートビデオだと思いますけれども、これを制作するというので大々的に表示されています。そして、町の盛り上げをしていこうということですね。
 一方で、きょう質問しているTNRというのは、今丁寧に部長から説明ありましたけれども、1日に2回ないし3回、1回に3匹、4匹の子供を産むというすごく繁殖力の強いというんですね、猫は。猫の好きな人、嫌いな人いると思うんですけれども、犬も同じですけれども。そういう猫の好きな人のためにやっている、あるいは嫌いな人のためにやっているというよりも、専門家に近いNPOの方は、このTNR活動というのは住民の住む環境問題と等しいとこういうふうにまでおっしゃっています。ですから、私はこうやって猫を題材に町を盛り上げるということであれば、こちらのTNRのほうも本当に他の地方公共団体にはない積極的な活動をしてほしいなというふうに一瞬思いました、この記事見て。
 今、昨年度31匹という話がありましたけれども、ここは1点だけ聞きます。TNR活動は、専門の方がおっしゃるんですけれども、一網打尽でないと効果が薄いと、1匹1匹やっていたんではだめだということを聞きました。今ボランティア団体が2つほど町内にはあるというような話を聞いておりますけれども、このようなボランティアの団体の方々と協力して、町内のエリアを決めて一斉にTNR活動を実施することはできないものかどうかお伺いします。

環境衛生課長(八木隆二)
 当町で実施しておりますTNR活動の実績は、平成28年度から平成31年度までの各年度約30匹の実績となっております。その効果は出ていると認識しております。
 今後につきましては、他市町の取り組みを参考にしながら、またボランティア団体と連携をしながら、より効果的な取り組みを進めていきたいと考えております。
 以上でございます。

馬籠正明議員
 つい最近の話ですけれども、ダイヤランド一帯を専門家の方々と共同して、このTNR活動を活発化していこうという話があるそうです。ダイヤランドのほうも声をかけていただければ、活動に参加できるのではないかとこういうふうに思いますのでよろしくお願いをいたします。
 最後に、これは情報ですけれども、つい最近ですけれども、衆議院環境委員会というのがあるそうで、動物愛護管理法改正案が提出される、こういう話が出ておりました。これは、この趣旨はペットとなる犬や猫にマイクロチップを埋め込むということを義務化するという法律だそうです。これはブリーダーさんや何かは犬や猫をペットとして販売するときは、そのブリーダーさんに、ちゃんと埋め込んで販売してくださいと、こういったことが定着するといろんな問題が解決するのかなとこういうふうに思いますので、情勢について注力していきたいなと思います。この質問はこれで終わります。

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「函南町のTNR活動」への3件のフィードバック

  1. 函南町でやせ細った捨て猫と思われる猫を保護しました。
    役所、保健所、警察署にも連絡を入れましたが、猫が近所に現れるようになって2週間以上経過しているにも関わらず飼い主の届け出がありませんでした。

    函南町はTNR活動を推進していて去勢手術の補助も出るということで役所に相談させていただきましたが、捨て猫とは断定できないため、補助金は出せないと言われました。

    善意で保護してもそういう返答が来てしまうなら保護に前向きになれないですし、環境衛生課の対応に非常に憤りを覚えました。

    猫もかわいそうですし、近隣住人にとっても捨て猫や野良猫が繁殖してしまうのは困る事だと思います。
    本当にTNR活動を推進しているのか疑問です。

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    1. 5月に妊娠中の野良猫を保護したものです。
      役場の環境衛生課に行き、手続きをして避妊手術のお金を助成していただきました。
      その際、「保護猫が野良猫である」という証明のための印鑑を、当初区長さんにもらうように言われました。
      ただ、事情のわからない区長さんに言いに行くのがためらわれたため、事情の分かっているご近所(お隣さん)ではいけませんかと交渉をしたところOKが出ました。

      環境衛生課では「証明者欄のある書類」が用意してありましたから、そういう手続きをとればできると思いますよ。ダイヤランドニュースで読んだと言って、再交渉されていはいかがでしょうか。

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    2. yukiさん、猫を保護してくださり、ありがとうございます。
      函南町衛生課に連絡されたのは最近でしょうか?
      私が先月問い合われたところ、今年度の予算は終了してしまい、補正予算を申請中、とのことでした。もしかすると、言葉が足りていなかったのかもしれません。
      それと、yukiさんの保護した猫ちゃんが雄だったとしたら、雌猫のTNRを優先させたい、という意図が働いてしまったとも考えられます。
      いずれにしましても補正予算が通れば、雄雌問わず、あと何匹かは対応していただけると思います。
      もし手術がまだでしたら、もう一度、環境衛生課の胡麻鶴さんに相談してみてください。
      個人のボランティアさんも、捨て猫を保護し助成金で手術をしてもらっていますし、また、助成金の対象になっている動物病院も教えていただけると思います。
      函南町の助成金制度が全額支給になっているため、どうしても対象匹数が限られてしまうのが難点ですね。今のところ、猫の手術代を一円たりとも払いたくない、という町民が多いのも事実なので、仕方がないのかもしれません。

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