函南町地域交通会議(会長:佐野章夫副町長)は、これから未来の函南町の計画を決める重要な会議を十分な議論を行うことなく書面により開催しようとしています。
これは、中山間地の地域公共交通の改善を求める私たちの切なる願いを無視した強行採決に向けた動きです。
函南町役場からの書面
地域公共交通会議
回答文書
地域公共交通会議の開催回答文書
書面開催反対の理由
1.コロナ感染症の収束の兆しは明白である。
その根拠として、政府は静岡県や愛知県を含め全国39の県を緊急事態宣言を解除している。
2.静岡県は5月2日から2週間以上、感染者は出ていない。
3.出席できない委員(例.愛知県在住の座長)は、テレビ会議の方法により行えばよい。
4.重要な要件を文書のみで意思決定するのは反対である。
それがあってこそ、その結論として採択ができるのです。
だからこそ、たとえ仮に自分たちに不利益な決定であったとしても納得できるのです。
ところが、議論を尽くさないどころか、補助金に関する素朴な疑問にさえまともに答えられないまま、計画だけが決定されようとしています。
確かに新型コロナウイルスの感染拡大に注意することは必要でしょう。
しかし、その対策した上で、会議の開催は十分に可能です。
これまで何も意見の分かれていない形式だけの会議であれば、あるいはそのような運用もありえるかもしれません。
しかし、私たちは行政の提案にただ無条件にイエスと答えるだけの烏合の衆ではありません。
私は、以上の理由により住民の利益を守る立場から「地域交通会議の書面開催」に抗議します。
吉原英文(ダイヤランド区長)
私は先週の金曜日に町の総務課に承諾できない旨の意見を伝えてきました。
当会議は、国土交通省が全国の中山間地の地域公共交通空白地域の改善を目的に行っているものです。
しかし、函南町は、その主旨に反し、山間部のことは無視しして平地の利便性だけを計画に盛り込む考えです。
私は、会議でたびたび、前副町長の住む畑毛地区は数年前から年間600万円の補助金を町が出しています。ダイヤランドは私たちの環境整備費から年間600万円赤字補填しています。こんな理不尽な差別的対応は許すことはできません。それを改善させるために地域公共交通会議で意見を述べていますが多勢に無勢なところがあります。
皆様方も、ぜひ、町の理不尽に対して耐え忍ぶのではなく、声を挙げていただければよいと思います。
皆様方のお力添えをよろしくお願いします。
みんなで力を合わせれば改善の可能性も出てくると思いますが、このままでは、函南町の中山間地は衰退する一方です。
山口雅之(地域公共交通委員)
吉原区長、山口委員
まず、メガソーラー問題に地域公共交通問題、色々な問題に正面から取り組んで頂いていることに感謝申し上げます。
地域公共交通問題について、一体どんな検討や議論がなされているのか判りませんが、山口委員が提案されている「公共による幹線バスと地域住民によるフィーダーバス」方式については、
Q1 そもそもどんな案が検討がなされているのですか?
Q2 どんな問題点が指摘されているのですか?
Q3 問題を解決するための方策について、どんな提言がなされているのですか?
Q4 今後の検討はどのように進められるのですか?
以前から強い関心を持っている課題でし、年齢とともに切実な問題になっています。
なにかお手伝いできることがあったらお教え下さい。
菊池康之
菊池さま
コメントありがとうございます。
地域公共交通会議は3年前から開催され、私は昨年より委員として参画していますが、町は本気で中山間地における公共交通空白地域を改善する気があるのか疑問を感じています。
ご存知だと思いますが、国交省が全国の中山間地における地球公共交通空白地域を改善することを目的に、全国の自治体に地域公共交通網形成計画の策定を求め、それが円滑に行われるよう国から様々な補助金が用意されています。
補助金の1つに会議関係の費用として約2000万円ありますが、函南町は、その補助金を請求していません。
経費は町民税で行っているとの担当者からの説明でした。
なぜ補助金請求しないのか、その理由を尋ねるも答えることが出来ませんでした。
つまり、私達の町民税が無駄に使われている訳です。
この様な無責任な町の姿勢を知れば知るほど、このままでは既存の交通体系を少し修正するだけとなる可能性が高く、町民の暮らしの改善につながらないのではないかと危機感を持っています。
どの様な議論がなされているのか、近日中に町が作成した議事録をPDFにしてダイヤランドニュースに投稿させて頂きます。
一番大事なことは、住民一人ひとり、この問題に関心を持って頂き、そして声を挙げることだと思います。
ここダイヤランドも高齢化に伴い自動車免許返上を余儀なくされる方々の苦悩は高まるばかり、この素晴らしい函南の地を終の棲家と思い定めた高齢者達にとってはまさに死活問題である。
また熱海駅や函南駅からの交通の利便性さえクリアできれば、ここ中山間部は、今後の町の発展にとっても夢を広げて行く大きなポテンシャルを秘めていると思う。
またこの時代であるからこそ、地域公共交通の活性化は町の絶好の外部にむけてのアピールとなろう。
せっかく国もデマンド型運行など様々な補助金を出して地域の活性化と利便性確立を後押しする制度を掲げているのだから、函南町も町の様々な声を吸い上げて大いに反映させる努力をもっとして頂きたい。
なにより国は地域(特に中山間部)の公共交通活性化と再生を標榜しているのだから、町の隅々の細かな生の声を聴かねば、目的とするところから外れるのではないか。
書面だけで通過させるような問題ではなく、行政として知恵を絞って状況に対処するのが本来ではないのか。
9地区の日高です
毎々 活動ありがとうございます
以下 ご確認のほどよろしくお願いします
① 添付書面にある「別紙回答書」も提供をお願いします
② 当会会長は 佐野副町長ですが 山口さん以外の委員は どんな立場の方がいますか? 町議はいませんよね?
③ 当該問題は 丹那地区を巻き込むことはできますか? 既に動き済みかもしれませんが
以上 よろしくお願いします
記事中に回答文書を追加しました。
以下に昨年6月と9月の議事録を掲載しました。
→ 地域公共交通会議(令和元年度第1回分)議事録
→ 地域公共交通会議(令和元年度第2回分)議事録
ちなみに、この会議の会場である「函南町役場2階大会議室」は、百人ぐらいが一同に会して会議できるぐらいの広さがあります。
4月の区長会では約50人が、ひとりひとりが十分な距離をとった上で会議しました。
20人程度のこの会議ができないわけがありません。
不都合なことがあるから、住民の知らない間に決めてしまいたいのが本音です。
函南町は、口先で国民や住民を騙す手口は安倍政権とそっくりですね。