まるで事業者の言いなり、函南町が隠したかった事業者のパブリックコメントの全貌
函南町のメガソーラー等に関する条例の制定時に寄せられたパブリックコメントに、事業者からのコメントらしきものがあることは、かねてより疑問視されていた。
もちろん事業者がパブリックコメントを提出すること自体は違法ではない。
しかしその意見を自治体が必要以上に重視し、それにより条例を書き換え、更には条例施行後も事業者に有利なように解釈運用していたとしたらどうだろうか?
そういった疑惑がある中で2020年12月7日、軽井沢公民館で行われたトーエネックと住民との8時間にもおよぶ話し合いの中で、トーエネックの担当者から「パブリックコメントは出しましたよ」との発言がポロリと出てきた。
繰り返すがそのこと自体は問題ではない。だからこそ担当者も悪びれることなく本当のことを素直に言ったのだ。
問題はその内容をどのように函南町が条例に反映したかにある。
言うまでもなく、町の条例は町民のために制定された。法律では抑止できないこの地域独自の危険性を排除し住民の安全と安心を保護するためのものだ。もしそうでないなら町民への裏切り行為となるだろう。
そこで考える会は函南町にトーエネックが提出したパブリックコメントの情報公開を求めた。
その結果出てきたのが最初の画像の黒塗り資料である。
しかし安心してほしい。私たちはこの黒塗りに抗議しパブリックコメントの全てを入手した。
函南町は一体、何を隠そうとしたのだろうか?
次回、その一部始終を公開する。
(後編につづく)