湯河原町の旧体制と闘う町議会議員に注目

函南町民も決して他人事ではない。
旧体制の地方議会の改革を目指す湯河原町の土屋議員を応援しよう!

湯河原町議会の土屋由希子議員は、旧体制の陰険な議会運営の改善を目指し湯河原町を訴訟しました。(議会ではなく町を相手取るのは制度上の事情)

東京新聞(2020年12月6日版)

ことの発端は同町議会で長年に渡り慣例的に行われてきた税滞納者リストの杜撰な取り扱いを巡り土屋議員が異議を唱えたものに対し、町議会はそれを改善するどころか事もあろうに同議員に懲罰を下したというもの。

勝手に謝罪文?!

さらには「議会だより」に、その懲罰に関する大特集を組み、本人の名前で陳謝文を勝手に作成して掲載。多数派による少数派議員の萎縮を狙った集団イジメが行われました。

議会ゆがわらNo116

朗報!60年ぶりの判例変更

もっとも、このような数の力で少数派議員がいじめられている構図はこの湯河原町に限ったことではなく、全国各地の地方議会で起こっている問題です。しかし、多くの議員が泣き寝入りせざるを得ない状況がありました。

かんなみ議会だよりNo.179

その理由は60年前の裁判の判例で「除名処分以外の懲罰は裁判の対象にならない」というものがあったから。どんなにデタラメな理由による懲罰であれ、それは裁判対象とならないのだから、多数派会派のやりたい放題。その結果、志ある議員ほど狙われ攻撃され、その結果、精神的ダメージを負い萎縮したり、気の弱い議員は逆に多数派に歩み寄る者さえ現れるような構図がありました。

ところが2020年11月、宮城県で60年ぶりの判例変更があり出席停止処分が裁判の対象になりました。これにより土屋議員も訴訟へ踏み切ることができたのです。

がんばれ、地方議会のジャンヌダルク!

決して他人事ではない、函南町のすぐ近くで起こっているこの大改革をぜひ皆さんも注目し応援しましょう!

土屋由希子(湯河原町議会議員)