意見は一致「住民の安全を守るのは当然のこと」
昨年11月18日に「平太さんと語ろう」の中で川勝知事が約束してくれた、県職員とのメガソーラー問題に関する情報共有の場が軽井沢公民館で実現しました。
県からは藤田局長(森林・林業局)をはじめ関係者6名が参加しました。
近隣市町の議員の方々も傍聴者として参加していただけました。
ダイヤランド区の意見書を手渡しました。
中でも意見の多かった活断層上の調整池について、万一、土砂崩れを起こしてもそれに耐えうる設計の調整池の設計になるよう厳しく指導していただくようお願いしました。
職員は大きくうなずき「それは当然です」と答えていだだきました。
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静岡県の局長級との情報共有の場が出来て良かったです。関係者の皆様ご苦労様でした。
土木屋として、一点補足させて下さい。
地震により調整池構造物直下の活断層が動いた場合は、堤体(雨水をせき止める小型のダム)が傾くことになるので、普通の構造で作った場合には安定性を失って破壊若しくは堤体ごと下流方向に滑ることになります。
活断層が動いて土台の土が傾いても調整池構造物を安定させるためには、地下何十メートルまで丈夫な杭基礎を作る必要がありますが、地下で水平方向に圧力がかかっても折れないような杭は作れません。
だからこそ原子力発電所は活断層の上には作れないのです。
「万一、土砂崩れが起こっても、それに耐えうる調整池」など、現実的にはあり得ないと思います。
そうですね、わたしも土砂崩れに耐えうる調整池などあり得ないと思います。
しかし、2020年12月22日に開催された住民説明の中で住民からの危険を指摘する質問に対して、神奈川調査設計の小林氏は「一般的にはそうだと思います」と危険があることを認めた上で、それを踏まえて「それに耐えうる構造物ができれば、また地震とかに耐えうるものができれば問題ないと思います。」と答えてます。
すなわち地震に耐えうるものが「できなければ」建設は中止せざるを得ないということですね。
そして、この人命に関わることに関しては「実行可能な範囲内」程度では許されない、必ず安全でなければならないことですから、県の方にもその点に関しては決して妥協なく万全に指導していただくようお願いしました。
記事中にもあるとおり、県の皆さんも大いに同意していただけました。