審査の一部に不備、事業者を指導する

(5月27日、NHKニュース)

函南町で民間が計画しているメガソーラーを巡り、県が既に出した法律に基づく開発許可の前段となる審査の一部に不備が見つかり、県は指導することにしています。

函南町の軽井沢地区では東京の事業者(ブルーキャピタルマネジメント)がおよそ65ヘクタールの大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画し、県はおととし、法律に基づく開発許可を出しましたが、一部の住民が“災害リスクが高まる”などとして反対し、県に計画地の調査内容の確認を求めています。

審査の一部に不備が見つかる。これは虚偽か?ミスか?

今日は県の担当者が函南町を訪れて反対する住民らと面会しました。
この中で県側は開発許可を出す前に事業者が実施の完了を県に説明していた川の流量の調査が終わっておらず、審査の一部に不備が見つかったとして、法律に基づき今後事業者を指導すると説明しました。
これに対し住民側は、県の開発許可の判断が適正かどうか検証するよう求めました。

住民「第三回目の説明会を求める」

住民の山口雅之さん「(県の説明は)まだまだ納得できる内容ではありませんでした。まだ理解が及ばなかった点については第三回目の説明をしていたけるものと思っていますのでよろしくお願いします。」

宮崎課長「行政の裁量の範囲の中でやれることはきちんとやる。」

宮崎和之課長(静岡県森林保全課)
「(住民の)心配に対してはしっかりと受け止めながら行政の裁量の範囲の中でやれることはきちんとやる。しかしこれは公平・公正な対応をしていかなければならない」