静岡県議会に「林地開発許可の取り消しを求める請願」を提出

2022年12月21日、静岡県議会において全議員の賛成により採択されました。

仮称)函南太陽光発電事業計画の林地開発許可の取消しを求める請願(野崎正蔵議員ブログ)

函南町の全町議会議員、区長会(全ての自治会)会長、多数の関係団体の名において、県が定めた審査基準に沿った許可とは到底言えない林地開発許可の取消し求める。

(仮称)函南太陽光発電事業計画の林地開発許可の取消しを求める請願

函南町軽井沢地区の大規模太陽光発電事業に係る林地開発許可(以下、当該許可)について、県議会での検証作業を通じて幾つかの重大な事柄が明らかになりました。私たちは以下の2点を非常に重要な事実として受け止めています。

1.許可済みの申請書において集水区域等に誤りがあることが判明し、その誤りに対して県は申請書類の修正で対応する方針を持っていること。

2.県が静岡県林地開発許可審査基準に定めている「ピー ク流量を流下させることのできない地点の選定についての同意」が河川管理者との間で行われていなかったこと。

この2点はいずれも森林法の許可要件である「水害の防止」の判断根拠に関わる重要かつ基本的な事項です。これらの事項が明確になっていないということは、調整池等の設計が適切であるかどうかを判断することが出来ないということであり、県が定めた審査基準に沿った許可とは到底言えない許可であると言わざるを得ません。
計画の安全性が正しく判断されていない状態で事業者に許可が与えられ続けている現状に、私たち柿沢川流域の住民は大きな苦痛を感じています。ここに柿沢川流域に住まうものとして、柿沢川流域住民の生命と財産を守る立場から、県に当該許可の取消しを強く請願いたします。