民主主義を否定する川勝知事の暴挙
函南町議会の全議員が賛同し署名した「林地開発許可の取り消しを求める」請願を、静岡県議会の全議員が賛成し採択されたにも関わらず、川勝知事はその求めに応じない姿勢を示しています。
記者
読売新聞の村瀬と申します。函南町平田ソーラー計画についてお尋ねします。
県が出した林地開発許可の取り消しを求める請願が県議会で全会一致で採択されました。
そして、本日の函南町長の記者会見で、オール函南で反対している知事の判断を注視しているという趣旨の発言があったんですけれども、県議会で指摘された審査上の瑕疵について、どのようにお考えなのかと許可を取り消すお考えがあるのか、改めてお聞かせください。
川勝知事
まず、県議会の方でですね。林地開発許可の取り消しを求める請願が、県議会において採択されました。これは重く受けとめております。
そしてこの本案件につきましては、許可の後に申請処理の誤り等の報告がございました。
そして、事業者に対しましてはこの審査基準にこの計画内容が適合しているかどうか、これが確認されるまでは開発行為に着手してはならないというように強く指導し、それを徹底しているところでございます。
それに対しまして事業者の方は訂正の意向を示しておりますので、事業計画が見直されるものであるというふうに今ところ考えております。
私どもとしましては本事業計画について、現時点では許可の取り消しには至らないという認識を持っております。
ただ、函南町長さんを始め、函南の住民の皆様方のこの不安や懸念、また今回の請願を重く受けとめておりまして、引き続き法令並びに審査基準等に基づき、事業者に対しまして厳正に指導してまいりたい。
これが現在の我々の立場でございます。