超高齢社会にこそ必要なIoTと光回線

これまでのインターネットはパソコン同士のネットワークでした。
これからはインターネットと様々なモノを結ぶIoT(Internet of Things)の時代と言われています。

IoTのメリット

・例えばネットにつながる冷蔵庫を使用すれば全ての情報がwebにあがり、内蔵する食料に合うレシピを自動配信してくれます。
・食料が足りなくなったら、自動的にネット経由で注文されスーパーなりセブンイレブンさんが足りない物を自動的に配送してくれます。高齢者が寒い中買い物に行く必要がありません。
・冷蔵庫のアクセスが途絶えれば、事前登録した遠隔地に住む近親者へ自動的に電話をかける機能も付けておけば見守り機能にもなります。
・冷蔵庫が壊れたときにも(事前登録さえしておけば)そのメーカーのサービスマンから電話が入り、うまく行けばメーカーが遠方から冷蔵庫に再起動信号を送り再起動させ動かすことも可能です。
ダメな場合にも自己診断ソフトを走らせて、不良部品を特定し、翌日にもサービスマンがその不要部品を持ち飛んできて修理してくれます。

この機能は実は冷蔵庫を作るメーカー側にも大きなメリットとなり、故障したときにSEが走り回る時間を半減できます。しばらくの間はIoT搭載冷蔵庫はそうではない今までの冷蔵庫より価格は高くなると思いますが、将来は逆にそういうIoT搭載冷蔵庫がマジョリティとなり価格も逆転するでしょう。

冷蔵庫のみならず、大型TV、エアコン、給湯器(※1)等々はIoT搭載機器が当たり前になり、数年たてばそれがマジョリティとなり、結果として価格も安くなるでしょう。

※1)山口県のチョーフ製作所の給湯器は10年以上前から通常の電話回線を使い、上記機能を搭載し、遠隔地に住む使用者が電話をかければ、修理部門サービスマンがリモートで再起動信号を給湯器に送ったり、ダイアグノーシス自己診断機能を稼働させ、内部状態を把握し、また不具合部品を特定し翌日にすぐにSEが駆けつけ即刻修理をするというサービスを行っていましたが、売れ行き不振でその製品は製造中止になったとのことです。
時代を先取りした商品でしたが、これからのIoT時代のお手本になる製品だと思います。

 

命を救うIoT

一時期一酸化炭素中毒の給湯器事故で死亡者が出たこともありましたが、燃焼器で煙突がある機器の場合は給湯器機器自体が正常に動いていても、円筒のそばの木々が伸びて、煙突を覆い、不完全燃焼の原因となることもあります。
こういうことを防ぐためにもすべての燃焼機器ははやくIoT搭載の遠隔監視が必須商品とすべきで国も車の車検と同じく、燃焼機器の事前届け出を義務づけていたはずです。
これらの機能もおそかれはやかれ、すべてIoT搭載+クラウド経由の監視機器となるでしょう。

それらもIOTがつながる、、、net環境が無いと全く意味が無いわけで有り、光回線整備は必須だと思います。
高齢者はよくパソコンやスマホを使わないからnetはいらないと言いますが、大きな間違いで、今後のIoTやAI診断が広がる世界では高齢者に真っ先に光回線を装備してもらいそれらの機器に守られる社会になると思います。

先日、三島の法人会講座でおもしろい製品紹介がありました。
高齢者に薬を飲む時間になるとその時間を知らせ、服用を促す。その後薬を飲まないと数回服用を促しそれでもダメなときは(上記の冷蔵庫と同じように)クラウドにあげられた情報から事前登録の近親者に電話をし、近親者から連絡を取ってもらう。
薬が無くなれば病院からの連絡が来る・・・。等々の機能のある自動薬服用マシンでした。

ダイヤランドに住む高齢者の方々がすべてIoT搭載機器が必須の時代になります。
光回線が必須だと多くの人が大きく声を上げてもらい、ぜひぜひ光回線を実現しましょう!

※ 当記事は古村高氏の投稿を基に、広報部で纏めたものです。