反対決議に全員賛成

軽井沢地区におけるメガソーラー建設計画に対する反対決議

 函南町は、ふじの<に・静岡県の東部、伊豆半島の玄関口にある。箱根の南に位置し、富士山の眺めをはじめ、緑豊かな自然環境に恵まれた町である。
 しかし、函南町とその周辺の地域では、かねてより大雨による大規模な洪水被害や土砂災害が発生しており、その復旧や防止策に多大な時間と費用を要したことから、治山・治水対策は町の最優先事項となっている。


 現在、軽井沢地区において、事業地面積約65ヘクタールのうち約39ヘクタールの地形又は植生を変更・造成するメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設事業が計画されている。この計画では、広大な森林等を伐採し、10万枚を超える太陽光パネルの設置が予定されている。森林の伐採は土壌の保水力を低下させるとともに、土砂災害の発生リスクが高まり、集中豪雨があれば、今まで浸透していた雨水が表層を流れ、周辺地域での土砂災害だけでなく、柿沢川の下流域においても洪水被害の発生が懸念される。
 建設予定地の周辺には、美しい山々に囲まれた丹那盆地があり、子どもたちが学び遊ぶ丹那幼稚園や丹那小学校、伊豆半島ジオパ一クのジオサイ卜である丹那断層公園が存在している。恵まれた地域資源や素晴らしい景観を次の世代へ繋いでい<ことは、我々の責務である。
 建設計画地の周辺住民のみならず柿沢川の下流域の住民にとっても、メガソーラー建設事業は、土砂災害や洪水被害、自然環境や景観の悪化など、多くの懸念を招<ものであり、現在、町民による反対運動、署名活動も展開されている。
 函南町議会としても、町民の不安が払拭されないまま計画が進むことは看過できるものではない。
 函南町行政は、 軽井沢地区におけるメガソーラー建設計画に対し、士地利用事前協議において「同意しない」とする審議結果を事業者に通知しており、函南町議会はこの不同意の意思表明を強く支持する。
 町民の生命•財産を守り、 函南町の豊かな自然環境を次の世代へ繋ぐためにも、函南町議会は軽井沢地区におけるメガソーラー建設計画に対し、断固反対する。

 以上、 決議する。

令和元年10月4日

函南町議会

 

「反対決議に全員賛成」への1件のフィードバック

  1. 議会は、反対決議で終わりではない。
    各議員は、この反対決議で議員の責任を果たしたのではない。
    大事なことは、函南町の意思が反対が決まった以上、今後、具体的に何をして、
    軽井沢メガソーラー建設を阻止するのか、それを議会として町民に示す責任があるのではないか。
    勿論、議員一人ひとりに責任があるのは当然です。
    反対決議だけしておいて、後は、何もしないような議員がいるなら、その議員は反対の振りをする推進派議員です。

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