提案記事(提案者:吉原英文)
悲惨な交通事故をきっかけに高齢者の免許証返納を推進する動きがあります。
しかしその反面、独居老人や買物難民の問題から、やりたくない運転をせざるを得ない状況もあるでしょう。
また現代はエコの観点や価値観の変化により年齢に関わらず自家用車を持たないライフスタイルも一般的になりつつあります。
私たちは、ダイヤランドが自家用車が無ければ生活できないような時代遅れの場所にしないために、これからの地域公共交通について考えて行かねばなりません。
現状
・サービスセンター前から函南町駅に向かうバスは1日4便。
・函南町駅からサービスセンター前に向かうバスは1日3便。
・運賃は460円〜720円(回数券を使えば1回あたり400円〜500円)
問題点
・本数が少ない。
・ダイヤランド内をくまなく巡っているため、目的地に着くまで時間がかかる。
・乗車場所によって時間と運賃に大きな差が生まれている。
静岡県や函南町の動向
・コンパクトシティ。
街の中心部に医療・福祉・子育て・商業などの都市機能を集約するとともに、これらの拠点間を公共交通で結ぶ「集約連携型都市構造(コンパクトシティ+ネットワーク)」の実現を目指している。
改善案
・ダイヤランドのバスだけで解決しようとしない。
・拠点間を結ぶ路線と、ローカルの路線を分けて考える。
・拠点間のバスは拠点のみを短時間に効率よく運行する。
・ローカルの路線は、小型バス、乗り合いタクシーなどを利用する。
・将来的には自動運転バスやシェアカーの活用も実現していく。
現状のイメージ
一筆書きのような長い路線を1台のバスで網羅しようとしています。
走行距離の3分の2はダイヤランド内を空車に近い状態で走行し、燃料と経費が無駄に消費されています。
おまけに、このバスを運行するために管理費から年間約600万円、バス会社に赤字補填しています。
しかし、函南町の畑毛路線は、町の税金600万円、赤字補填されています。
この理不尽な状況を改善し、函南町民は公平平等に公共サービスを受けられるように区民の会としても地域公共交通会議を注視しています。
皆様方からのご意見は地域公共交通会議の住民代表として活躍されている山口さんに伝えています。
その意見が会議で反映されているか議事録をご覧頂きますと、ご理解頂けると思います。
皆んなで、ドンドン意見を言って、地域公共交通の利便性向上に取り組みましょう。
改善後のイメージ
・大場〜熱海間を結ぶ結ぶ基幹バス路線を運行する。
・熱函道路の途中(ファミリーマットがある辺り)にバス停を設ける。
・そのバス停からは、コミュニティーバス、オンデマンド型乗合タクシーなどを利用する。
・これらにより、自家用車を持たないで快適に暮らせる生活環境を実現する。
ダイヤランドの住民や別荘の方の利便性が向上するだけでなく、観光客にとっても利便性が向上することから、丹那や函南町全体の発展に寄与しますから、必ず実現させなければなりません。
また、高齢者がマイカーを手放しても安心して暮らしていけます。
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