中部電力子会社が再生エネ計画で暴走「いわく付きの案件」に不安の親会社
函南町のトーエネックによるメガソーラーの問題が雑誌「選択」(2021年9月号)に掲載されました。
記事によると熱海土石流のわずか4キロしか離れていない危険地域に「安全対策の情報開示は不十分」な計画が進行中。親会社の中電も「もはや子会社の暴走を止められない」と困惑の声が上がっていると書かれています。
しかし、中電は2020年と2021年の2度に渡る株主総会でこの問題を指摘されたにも関わらず、中電とトーエネックによる内輪の会議を設けただけで、現在に至るまで何ら対外的なアクションは起こしていません。
もはや通用しない「知らなかった」
まるで他人事のようにただ困惑を続ける中電ですが、過半数の株式を所有し社長を初めとした経営陣にも中電関係者が占める子会社トーエネックの「暴走を止められない」はずはありません。
最も利益を得るところが、最も重い責任を負うのは当然のことです。
利益だけを取って、責任を子会社に負わせるような中電の体質にも問題はあると言わざるを得ないでしょう。
参考記事
→ (2020年)中部電力「トーエネックを指導する」
→ (2021年)中部電力、トーエネックのコンプライアンス違反を黙認