仁科町長「このまま進めれば条例違反になり十分実効性はある」

2022年2月7日、函南町臨時議会で「住民投票で軽井沢メガソーラー建設を止める会」が求める条例改正について反対多数で否決されました。

しかし、「止める会」がこの直接請求の手続きを進めている最中に、函南町はブルーキャピタルとトーエネックの「(仮称)函南太陽光発電事業」に対して条例に基づく不同意を通知しました。そういう意味では目的は達成されたと言えるでしょう。

函南町は2020年3月11日の定例会の中で「変更届けがあった場合は、変更となった部分について同意、不同意の判断をする」と説明していました。

それでは不十分だから「止める会」は直接請求を行ったわけですが、実際には先に説明したとおり“変更部分”だけではなく“事業全体”を不同意としました。

参考記事
函南町は事業全体に不同意

そのため、仁科町長は「このまま進めれば条例違反になり十分実効性はある」としています。

しかし、同事業者による山梨県の例にあるように行政の指導を無視して森林を乱開発してしまう可能性は今後もありえます。

参考記事
山梨県知事、防災対策の不備をトーエネックに指導

もちろんそうなれば明らかな条例違反であり、処分の対象となり得ますが、これまでの彼らの経緯から考えるとそれの可能性も無くはありません。

私たちは、今後もしっかりと警戒をしていかねばなりません。

メガソーラー規制 市民グループが直接請求した改正案は「否決」 静岡・函南町(テレビ静岡)
函南町ソーラー計画めぐる臨時議会 設置を規制する現行条例の一部改定案を否決(SBS)

「事業については不同意」だけど「条例改正案には反対」