川勝知事への手紙とその返信

以前、川勝知事へ出した手紙の返信がメールで来ましたので公開いたします。

手紙の投函日:2019年6月19日
メール受信日:2019年7月9日

川勝知事への手紙の内容

静岡県知事 川勝平太様

函南町軽井沢のメガソーラーに開発許可を出さないでください

いつも静岡県民のためにご尽力いただき誠にありがとうございます。

私は静岡県函南町ダイヤランド区の区長をしています吉原と申します。
私たち住民は今、東京ドーム23.5個分相当の巨大なメガソーラー建築計画に脅えています。

計画地の一部は町の防災マップで急傾斜地崩壊危険箇所に掛かります。
それ以外の場所も民家が無いため危険箇所に指定されていないだけで実際には危険地域の中に建築されようとしていると言っても過言ではありません。

そのすぐ下には、私達の子供が通学する小学校があります。
それにも関わらず事業者から今に至るまで住民説明会が実施されていません。

それどころか、今まで事業者だと思っていた会社は単なる隠れ蓑で、本当のFIT認定会社は他にあり、さらにはそこから既にIDが転売されていることもわかりました。

私たちがこの計画を知ったのは本当のごく最近のことです。
地元では今までこの穏やかな地で見たことのない急激な勢いで反対運動が巻き起こっています。

その勢いに押され函南町議会も県の森林法による林地開発許可に異例の「不同意」を表明しました。
私たちの気持ちは「不同意」では足りません「反対!」です。

どうか川勝知事のご支援で県の許可を出さないようお願い致します。

静岡県函南町ダイヤランド区
区長 吉原英文

 

静岡県庁からの返信メール(改行など一部編集)

吉原 英文 様

 先日、知事宛にいただいたメールとお手紙に対し、知事からお返事をするよう指示がありましたので、エネルギー政策を担当するエネルギー政策課と林地の適正利用に関する事務を担当する森林保全課からお返事いたします。

 函南町軽井沢で計画されているメガソーラーに関して、御意見、御要望をいただき、誠にありがとうございます。

 県は、多様な地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入によるエネルギーの地産地消を促進しており、太陽光やバイオマス、小水力発電などの利用拡大を図っているところであります。しかしながら、大規模な太陽光発電設備等の設置にあたっては、地域の事情に十分に配慮し、地域の皆様の御理解のもと、適正な導入を図る必要があると認識しております。

 このため、今回、函南町軽井沢地区で事業者が計画している案件につきましても、県の関係各課と連携しながら、災害防止、環境保全、景観保全等の観点から市町の意向や有識者等の意見を聴き、検討を進めているところであります。引き続き、森林法や県環境影響評価条例などの関係法令に則り、適正に判断してまいります。

 また、開発事業者とID保有者(発電事業者)が異なっている事例はあること、並びに発電事業者が変更となる場合には事業の実施可否について審査し、事業計画の変更を国が認定していることを、資源エネルギー庁に確認しております。

 御指摘いただきました内容や7月3日に行われた土屋副知事との面談での御意見につきましては、庁内の関係各課とも十分に情報を共有してまいりたいと思います。

 今後とも、県政への御理解と御協力をお願いいたします。

 令和元年7月9日

静岡県経済産業部産業革新局エネルギー政策課長

川田 剛宏
電話:054-221-2978
e-mail:energy@pref.shizuoka.lg.jp
静岡県経済産業部森林・林業局森林保全課長

宮崎 和之
電話:054-221-2648
e-mail: shinrinhozen@pref.shizuoka.lg.jp

 

川勝知事へのメールや手紙などなたでも出せます。
ぜひ、皆さんからも気持ちを伝えてください。

知事への提言

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