今回の台風で改めて感じるのは水害の恐ろしさです。
標高の低い場所では床上・床下浸水、高いところでは土砂崩れ。
仮に直接の被害を逃れたとしても電気、水道、道路などのライフラインの機能停止にも影響をおよぼします。
そういったことが想像ではなく現実に起こりました。
それで懸念されるのは、土石流の危険区域に計画が進んでいる軽井沢メガソーラー問題です。
推進派の中には「今でも水害はあるのだから、メガソーラーを作って水量を管理した方がまし」という主張をする人もいます。
しかし、事業者が行うのはあくまで「計算上、今より悪くならないように設計する」だけで今より良くする義務はありません。
そして実際の事例を見ればメガソーラーを作れば保水力が落ちることは今や常識です。
ただ水が大量に流れるだけでも危険ですが、それに加え太陽光パネル自体の飛散や火災事故、埋立地の崩壊など。それらも実際に全国で起こりました。
さて、今回の台風の教訓を函南町民は活かせるのか、否か。
天災に「不同意」は通用しません。