実際に起きた近隣メガソーラーの土砂崩れ
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軽井沢のメガソーラー計画地からわずか410メートルの位置にある田代の「CS函南町発電所」(カナディアンソーラー)を視察したところ、一目瞭然、同じ地質。活断層に設置された調整池側の土砂崩れは偶然ではなく、起こるべくして起きた事故でした。
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なぜ土砂崩れは起きたのか?
この計画地の危険な特異地質
計画地内に活断層があること自体、重大な問題ですが、更に深刻なのは岩盤層上が火山砕屑物層で覆われていることです。
1.活断層にズレが生じたときどうなるか?
以下、この順で図に示します。
2.岩盤上が砂礫層の場合
活断層上に砂礫層(しゃれきそう)があれば、水を含み柔らかい地層のため活断層のズレをある程度は吸収できます。
3.岩盤上が火山砕屑物層の場合
計画地は岩盤上が火山砕屑物のため、水分を含まず軽石状で活断層のズレまったく吸収できません。 これが簡単に土砂崩れを引き起こしてしまう原因です。
「基盤の地質は、箱根火山軽石流堆積物(安山岩巨礫を含む)の上部に不整合に、新規火山噴出物(スコリア・ローム)が堆積し、この境界面から崩壊が見られました。」塩坂邦雄氏(Facebookコメントより)
下記は事業者の方法書のデータを基に作成した資料です。
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