丹那保護者会が仁科町長に抗議!

「我々は漠然と不安を抱いている訳ではない」

・町と県と住民の三者会談を開催してください。
・ブルー社、トーエネック社に住民説明会を行うよう指導してください。
・災害の危険を認識している函南町は住民に説明してください。

1.抗議

私達、丹那保護者会は、軽井沢メガソーラー建設が進めば、極めて重大な災害につながることは、県のハザードマップや町の防災マップ、それに函南町の災害史や丹那地域の地層や地質などから科学的根拠に基づいて災害の危険性を深く認識しており、漠然と不安を抱いている訳ではありません。

軽井沢メガソーラー建設計画について、町長は、予てから「不同意の意思を貫く」、「建設は反対する。」と公言されてきました。しかし、先日、県が公開した公文書の存在が明らかになったことで、町長の言葉を信じてきた私たち保護者、子供たちは、更なる不安の中にいます。

東日本大震災の経験から、私たちは「自らの安全は自ら守る」という教訓を知っています。子どもたちの命、未来を守るために、保護者らが立ち上がることを決断しました。私たちは強い決意のもと行動していることをご理解して頂きたいと思います。

2.要求

① 本年2月12日、軽井沢メガソーラーを考える会の方々が副町長とお会いした際、町から、「町と県と住民の三者での話し合いをしませんか。」 との提案があったことをお聞きしました。是非とも、その三者会談を本年2月中か遅くとも3月初旬に、必ず、開催するよう要求致します。

② また、三者会談には、丹那保護者会の保護者をはじめ希望する町民の傍聴を認めることを要求致します。

③ ブルーキャピタル社は、林地開発許可を受けた際、条件のうち行政指導として「住民説明会」の開催を県から求められていますが、一向に応じる態度は示していません。
県だけでなく、函南町も、ブルーキャピタル社に対して、土地利用の指導要綱に基づく未了の住民説明会を行うよう町から厳しく指導することを要求します。

④ トーエネック社は、FIT法上の事業者であり、FIT法に基づく住民説明会は、今まで一切しておりませんので、トーエネック社に対しては、当該法令に基づく住民説明会、及び函南町の太陽光発電に関する条例の第8条の規定に基づく住民説明会を、直ちに行うよう、町から厳しく指導することを要求します。

⑤ 軽井沢メガソーラーの建設予定地の直下には、丹那幼稚園そして丹那小学校があります。函南町も災害の恐れがあると認識しているにも関わらず、私達に今もって何の情報開示もされていません。私たちに対して、町が説明会を開くことを要求します。

以上、5点の要求につきましては、今日から一週間以内に、町長自ら口頭及び文書で説明をしてください。
もし、私達の要求に応じられない点がある場合は、要求に応じられない理由を具体的に記載した文書により説明をしてください。

世界はサスティナブル(持続可能)な社会の実現に向け、自然環境を守りつつ将来的に我々の子孫の利益を害さないことを配慮した方向へ動き出しています。
函南町には自然豊かな環境という財産あります。次世代へと繋ぐ我々の使命は、この自然と共存し、地域を活性化し、コミュニティを再生し、子供たちの未来を守っていくことではないでしょうか。函南町の新しいプロモーションビデオには丹那の自然が多く使われています。仁科町長の使命は、その先頭に立ち子供たちの生命・財産を守っていくことです。その期待に答えてください。

なお、保護者会メンバーは「条例が適用できない」とする町長の回答に対して「条例の適用が法的に問題ないことを既に認めているにも関わらず、白々しく無責任な回答だと思う」と感想を述べている。

函南町の「条例が適用出来ない理由」の間違いを解説